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変形性頚椎症 家庭で簡単ツボ療法

変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)

変形性頸椎症とは?

変形性頸椎症は、主に頸椎の加齢変化を原因として頸部痛や肩こり、背部痛などの局所症状を起こす病気です。

頸椎は7個の椎骨から構成されていて、椎骨同士は椎間板と椎間関節で連結されています。椎間板は年齢とともに水分の保持能力が低下し、内圧が減少して支持性が低下します。それに伴い、上下の椎体の辺縁に骨棘と呼ばれる骨突出部ができたり、椎間関節が磨り減ったりする一連の加齢変化が生じます。その結果、おのおのの椎骨や頸椎全体の形状が変化するため変形性頚椎症と呼ばれます。

変形により脊髄が圧迫されると頸椎症性脊髄症、神経根が圧迫されると頸椎症性神経根症と呼ばれ、本症とは区別されます。

原因は前述のように基本的には加齢変化ですが、かなり個人差があります。また、主症状である痛みの由来として、椎間板・椎間関節・筋肉・靭帯などさまざまな組織があげられます。

通常、肩こりや頸部の運動痛が最も多い症状ですが、背部痛も比較的多い症状です。とくに、頸椎の動きに応じて変化する痛みで、横になって安静にしていると軽快します。また、長時間の同一姿勢や作業後に増悪します。頸部の痛みに伴う筋緊張状態が頭痛・吐き気などを誘発することもあります。

家庭でも簡単にできるツボ療法をいくつかご紹介します。
大椎(だいつい)、肩井(けんせい)、天りょう、手三里(てさんり)、外観(がいかん)、後谷(こうけい)など

※大椎、頸の第7頸椎一番出っ張っている骨の下側に指をあてて軽く後ろに首をそらすような感じで何度か繰り返すとよい。
※肩井、かたのうえのきんにくのまんなかあたり、やや鎖骨の窪みにずらしたところ
※天りょう、肩井から後ろ背中側に指をずらして一番、コリコリしているあたり
※後谷、手を握り、小指側で出っ張った骨のあたりを目安にする。

つぼを押すときのこつは?

ご自分の親指化、人差し指、どちらでも構いません。
必ず、つぼを押しているときは、ゆっくりと息を吐きながら行いましょう!

押す強さは強く推す必要はありませんが、徐々に力を加えて押していきましょう!
押す長さは数秒から、10数秒で良いと思います。
左右のつぼを同時でも構いません。
1か所のツボを、3から5回くらい、繰り返すだけで、で十分です。

朝起きた時や夜寝る前にやってみていただけるとよいでしょう!
ツボの取り方としては、親指の幅を基準に考えてみてください。以後すべて親指の幅を長さの基準として書いていきます。

以上、ツボ刺激は、症状の改善だけではなく、未然に防ぐ、予防効果がありますので、ぜひおためしに!!

疾患や体調不良の知識