どうして逆子になるの?
逆子の体調ケアなど気を付けたいこと
待望の赤ちゃんを妊娠したとき、お医者さんで定期健診を受け、逆子といわれたら、ちょっと心配になりますよね。ここでは、逆子について、その原因と考えられていることや、気をつけたいことなどをご紹介します。
通常、おなかの中の赤ちゃんは頭を下にしているのですが、逆子とは頭を上にしていたり横向きになっていたりする状態をいいます。一般的によく耳にする「逆子」とは、正式には「骨盤位」といいます。
実は、妊娠中期頃までの赤ちゃんは、半分以上が逆子の状態なのです。その状態から、赤ちゃんが、おなかの中で少しずつ成長すると、赤ちゃんの頭も大きくなり、28週を過ぎる頃にはほとんどの赤ちゃんは逆子が直り、正常な状態になります。
以上の理由から、お医者さんで、定期健診のとき「逆子」と伝えられるは、28週を過ぎた頃が多いのです。
逆子になる原因って?
では、どうして、逆子と呼ばれる状態になるのでしょうか?。実は、はっきりとした原因はまだわかっていないのです。ただ逆子の原因と考えられているものがいくつかありますので、ご紹介します。
- 子宮口付近に胎盤がある(前置胎盤)
- 子宮筋腫など子宮そのものが原因している
- 羊水が多過ぎて、赤ちゃんの頭を固定できない
- おなかの冷えが原因で、赤ちゃんが頭を下に置きたがらない
- 子宮周辺が緊張で固くなっているため、赤ちゃんが身体を反転できない
- お母さんの呼吸が浅いため、赤ちゃんが頭をみぞおち部分に置いても平気などが考えられます。
この中で、4と5の場合は、母親の体の問題ですので、これは鍼灸で充分改善させることが出来ます。また、鍼灸はお母さんが本来持っている自然治癒力を引き出し、体全体をケアすることが出来きますので、結果的に、本来赤ちゃんがとる正常な体位に戻すという成果に繋がります。
当鍼院でも、逆子を治したい!と鍼灸治療を受けられた方が多くいらっしゃいます。一部症例で逆子治療の事例をご紹介しています、逆子の症例はこちらをご覧ください。
尚、逆子が直らない場合、切迫流産の危険もありますので、充分気をつけてください。
逆子を治すためにどうしたらよいの?
では、実際に逆子と言われたら、どんなことに気をつけたらよいのでしょう?以下に注意したい点をご紹介します。
- 身体を冷やさない
- ストレスをためない
- 逆子体操や合掌・合蹟(がっしょう・がっせき)という体操をやってみる
- 温灸(千年灸など)を三陰交にすえること
- 食べすぎに注意する
- 身体を動かすよう心がける
- からだを歪ませる横座りなどに注意する
- 出来るだけ車の運転はさける
※足のお灸は、身近な鍼灸専門員の先生にご相談され、指導を受けてから行いましょう。
こんな症状には注意しましょう!
- お腹が張る
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原因として考えられるのはストレス・冷え・赤ちゃん側の原因などが考えられます。
ストレス対策には、散歩や、温かい番茶などノンカフェインで糖分の少ない温かい飲み物を飲む、深呼吸をする、友人と話すなどストレスをためないようにしましょう。 冷え対策には、足湯・腰湯・さらしの腹帯・靴下など下半身の冷え予防に心がけましょう。また、食物は、冷たいものは出来るだけ避け、必ず火を通したものを食べるよう心がけましょう。 - 甘いものが食べたい
- 甘いものの取りすぎは、カルシウムの吸収を妨げ、習慣性となるので、努めて控える方が良いでしょう。また、炭水化物で糖分を摂るようにします。そして、適度に身体を動かすように心がける、食事は良く噛んで食べるなど、食べ過ぎない工夫をしてくださいね。
- 疲れが取れない
- 母体に疲労が蓄積すると、おなかの赤ちゃんにも影響します。疲れを感じたら、少し横になる、働いている人などは、帰宅後直ぐに動かず、少し休むと良いと思います。身体を横たえると胎盤血流量が増え楽になるので、10分程度横になると良いでしょう。また、家事は一気にせず、少しずつ動いて、疲れを貯めない工夫をしましょう。
泉心道鍼院は、東洋医学のはり灸の鍼灸院です。
東洋医学のはり灸は人が本来持っている、生き抜こうとする力を高め、根本から治していく治療法です。
逆子の治療や妊娠中の体調管理には、副作用のない鍼灸治療法は最適です。鍼灸は体にやさしい副作用のない治療法です。体の調子がおかしいかな?というときは、お気軽にご相談ください。